どうやっても夫が不倫をやめないとき、妻はどうすべきか？

不倫問題カウンセラーの花田好久です。

 

 

夫に不倫をやめてもらうため、出来ることは何でもやった。

 

夫には何度も辛い気持ちを訴え、不倫をやめて欲しいと伝えた。

 

探偵に頼んで収集した証拠も突き付けた。

 

 

「家族の大切さ」「不倫をしても満たされることはない」ことなども、何度も分かってもらおうとした。

 

「これ以上続けるのなら離婚だ」と警告もした。

 

 

不倫相手に慰謝料を請求し、直接不倫をやめるように求めた。

 

親や上司にも、不倫をやめるよう説得してもらった。

 

 

これだけやっても、夫は不倫をやめず、無反省な態度・言動を取り続けているとします。

 

 

 

不倫は夫と不倫相手がやっていることです。

 

彼らの意志によらずに強制的にやめさせるのは、それこそ違法な手段を取るくらいしか方法がありません。

 

不倫をしている夫の中には、残念ながら、「自分の意志では不倫をやめられない夫」や、「不倫をやめるつもりの全くない夫」もいます。

 

夫が不倫をやめない理由として考えられるのは、次のようなものです。

 

 

 

 

上記のうち、第３章２〜６の理由であれば、妻の努力次第で、夫に不倫をやめるよう促していくことは十分可能です。

 

ただ、７〜８の理由（「病気」「離婚されても構わないと思っている」）でやめない場合は、夫の意志でやめてもらうことはなかなか難しくなります。

 

※妻の働きかけでは夫が不倫をやめない場合でも、夫か不倫相手のどちらかが冷めるか、自然消滅によって不倫が終わることはあります。

 

 

 

 

このように、どうやっても夫が不倫をやめないとき、妻はどうすべきなのでしょうか？

 

妻としてやれることはやった、万策尽きたということなら、良い意味でのあきらめも必要になります。

 

「夫は不倫をやめられない人なのだ」と、夫のありのままを受け入れることです。

 

 

そして、

 

「もう頑張らなくて良い」

 

「私はよくやった。お疲れ様」

 

そうやって、自分をねぎらってあげます。

 

 

不倫をやめない夫への執着を手放し、良い意味でのあきらめの境地に至ると、肩の荷が下りてホッと心が軽くなるものです。

 

 

このような境地に至るには、「夫に不倫をやめてもらうために、やれることはやった」と思えることが必要です。

 

そうでない場合は、不倫をやめない夫への憎しみが募る一方になるでしょう。

 

 

 

「夫は不倫をやめられない人だ」とありのままを受け入れたら、今後の方向性についてじっくりと考えてみましょう。

 

夫は不倫をやめられない人だから仕方ない。

 

そこは目をつぶり、夫といるメリットや、夫の良い面に目を向けて一緒にやっていこう。

 

こうして折り合いをつける方法もあります。

 

 

 

不倫をやめない夫と一緒にいるのはどうしても耐えられない、ということなら、離婚もしくは別居の提案をしてみます。

 

すぐには離婚も別居も難しいようなら、それができるまでの間は、夫のことを同居人とでも思って耐えることです。

 

 

夫婦といえども、お互いに全く別の人格を持った人間です。

 

ですから、相手の行動を１００％コントロールすることはできません。

 

 

夫の不倫に対処する際は、その点を踏まえたうえで、妻としてできることをやるという姿勢が大切なのです。

 

その姿勢で対処していけば、万が一夫が不倫をやめない場合でも、上記のような「良い意味でのあきらめ」が出来るようになります。